TOKOPOLA(トコポラ)は、2005年1月に設立されたアートギャラリーです。
今もなお、芸術表現やパフォーマンスアートなど様々な現代芸術に影響を与え続けている「ネオ・ダダ」。トコポラでは芸術分野の常識を覆すネオ・ダダアートを多数展示しております。
また、それ以外にも様々なコレクションを数多く展示したり、一定のレベルに達した作品ならば、グループや一般の方などに貸しギャラリーとしてもご利用いただいております。
トコポラのギャラリーは、福岡県筑豊田川の「トコポラ」と福岡市中央区赤坂けやき通りの「トコポラ・アネックス」とがあり、いずれも入館は無料です。近くにお越しの際は、お気軽にお立ちよりください。
ネオ・ダダ(ネオ・ダダイズム・オルガナイザー)は1960年3月に結成された、前衛芸術グループです。
ネオ・ダダの実際の活動期間は1年にも満たない短命ながら、反芸術へ、オブジェへ、ハプニングへと美術の転換をいち早く成し遂げ、日本現代美術史上極めて大きな役割を果たしたグループと言えます。
ネオ・ダダは作品を残さなかったし、現代の作家たちとは違い、作品を創ることは即、壊すこと、破棄を意味していました。すなわち「創造は破壊であり、破壊が創造」でありました。
ネオ・ダダの当時の作品の例としては、伝統的な芸術や美学の概念を否定する反芸術なところから始まっています。
時は1960年反安保の時代。国会周辺はデモ隊の怒涛や混乱で埋め尽くされていた。機動隊の反撃と投石、ヘルメットに盾、デモ隊の激しい攻防が続く中、彼らもその中にいました。
彼らは6月18日最後のデモの後、ネオ・ダダのアトリエで大規模なパーティーを開きました。全員がそれぞれユニークな仮装に工夫を凝らし、広げられた紙に塗料がぶちまかれ、全員飛沫の中で回転し転げ込み、もう建物が割れてしまうような爆音と爆発で、取材に来たTVカメラも興奮で揺れました。
まさに1960年安保とネオ・ダダの最前線のドキュメンタリーだったのです。
現在までネオ・ダダは、1960年代初頭の日本現代美術史で必ず登場しながらも展覧会や展示会の類がほぼ行われてきませんでした。それは、ネオ・ダダは美術家集団というよりは反知性的で、スキャンダラスで、攻撃的で、反社会的であったからで、当時のジャーナリズムが「既存芸術の破壊という表現形態」を評価し得なかったからかもしれません。
しかし、ネオ・ダダの反芸術の運動、思想は現在に至るまで多くの芸術表現やパフォーマンスアートに影響を与え続けています。
そんな彼らが、見せかけだけの平和と物質的にも満たされたこの世の中で何を考え何を感じ作品を創り続けてきたのか、どうぞゆっくりご覧になってください。
施設概要 | TOKOPOLA トコポラ |
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代表者 | 山本昭一郎 (株式会社 TOKOPOLA 代表取締役) |
所在地 | TOKOPOLA|トコポラ(筑豊田川) 〒825-0002 福岡県田川市大字伊田5005-5 TEL/FAX:0947-45-1152 開館時間:10:30〜 17:00 TOKOPOLA ANNEXE けやき通り|トコポラ・アネックス 〒810-0042 福岡市中央区赤坂3丁目6−42 2F TEL/FAX:092-762-1510 開館時間:12:00〜 18:00 |
開館時間 | TOKOPOLA 午前10時30分 〜 午後5時 TOKOPOLA ANNEXE けやき通り 午前12時 〜 午後6時 |
休館日 | TOKOPOLA 毎週日曜日・祝日 TOKOPOLA ANNEXE 毎週月曜日 (但し、上記以外でも作品入替のため休館になる場合がありますのでご了承下さい) |
入場料 | 無料 (一部の展示会を除く) |